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UPDATE|2021/09/16

工藤里紗、激動の時を経てたどり着いた境地「こだわりを持つと叶わなかったときに苦しくなる」

撮影/松山勇樹


──理想は、役者業がたくさんできることなんですか?

工藤 そこまでこだわりはないですよ。役者もグラビアもやりたいし、無理せず楽しい姿を見せられるのが一番だなと思っています。

──素敵ですね。芸能界では「表紙になりたい!」「主演を張りたい!」と欲が出るのも自然なことだと思います。

工藤 私はデビューしたてでほぼ表紙だったんですよね。映画も初めて出たのが主演だったので、こだわりがなくなったのかも。どんな形であれ、自分が一番良い状態で出ていられるのがいいなと思ったんです。こだわりを持つと、それが叶わなかったときに苦しくなるし、それを観ている方も辛くなってしまう。

──では、やってみたい役や出演してみたい作品というのはありますか?

工藤 昔から、戦争を描いたドラマに出たいという思いはありますね。母親が終戦の生まれなので、身近に感じて調べたときにグッとくるものがあって、そこからずっと出たいなと思っています。今がどれだけ幸せかということに気付いてほしいなと。それから悩んでいる人や苦しんでいる人が救われるような作品。

──今の芸能界を見ていて、以前と違いを感じることはありますか?

工藤 SNSの運用がすごいなと思いますね。いろんな方を見ているんですが、学ぶことがありすぎます。先の先を行っているじゃないですか。SNS上で仕事が成り立っていたり、有名な方でもすごくたくさん更新していたりするし。勉強になりますね。

──たくさんのお話ありがとうございました。最後に改めて、今回のDVDのアピールをお願いします。

工藤 今回のDVDは、設定とかを決めずに、30代で初めてだし今後出せるかもわからないから、集大成のようなつもりで海、プール、ベッド、昼間、夜、笑っているところもあれば、しっとりしているところもある、全部詰め込んだような内容になっています。大人っぽいテイストも初めてだったし、本当に盛りだくさんなのでぜひ観てほしいです!

▽工藤里紗
Instagram risa910104
Twitter @KUDORISA

【前編はこちら】工藤里紗が今振り返るデビュー直後の栄光と葛藤「このままでは崩れる」

【中編はこちら】工藤里紗が12年越しに語る“元ヤン説”の真相「私の中では金髪がおしゃれだと(笑)」
AUTHOR

山田 健史


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