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UPDATE|2021/09/08

5日に渡るフリオチ? 「見たことない景色」を見せた『日向坂で会いましょう』あだ名争奪バトルのカオス

アイドル番組定点観測 第133回


もちろんこの回単体でも十分笑ったのですが、個人的に何が面白かったかというと、この『日向坂で~』放送回の4日前の9月1日(水)、日向坂46メンバーがゲスト出演したオードリーの冠番組『あちこちオードリー』(テレビ東京)の放送内容との対比です。

『あちこちオードリー』では、バラエティ番組で活躍する裏で抱えている苦悩をメンバーが吐露。佐々木久美は自分の存在意義を問い、上村ひなのはキャラに悩み、潮紗理菜は挫折しかけた過去を語り、松田好花はオンエアで3度も涙。そこにはデビューから人気アイドルに至るまで、そして至った現在もなおバラエティを模索し続ける彼女たちのひたむきな姿がありました。

過去に潮はバラエティ恐怖症に陥り、「私このままじゃ人生終わってしまうかもしれません」と泣きながら“偉い方”に相談に行ったそう。そこで言われた言葉は「もうちょっと頑張ってみろ。そしたら見たことない景色が見えるぞ」。――その放送の4日後、『日向坂で~』でそれこそ“見たことない”ようなカオスバラエティが繰り広げられている様子を見て、壮大なフリオチを見せられた気持ちになりました。確かに若林が加藤に対して全力で「僕の天使!」と叫ぶとか、見たことのない光景でしたけど!

ちなみに常日頃から『日向坂で~』を見ている視聴者でも今回の放送は衝撃だったのですが、『あちこちオードリー』を見て日向坂46に興味を持ちこの日初めて『日向坂で~』を見た人たちは、あの奇想天外な世界観の目の当たりにして一体どんな感想を持ったのでしょうね? そんなことも気になりました。好意的に受け止められていたらいいなぁ。

【あわせて読む】高本彩花の大喜利力が覚醒、グループ全体のレベルアップも感じられた『日向坂で会いましょう』

AUTHOR

左藤 豊


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