──そのJILLさんの想いは「Prendre」はTwitterアカウントの説明に「撮影会で作品撮りを。」と書かれている通りですね。SNSにあがっている写真を拝見すると、確かにすごいこだわりが貫かれた写真ばかりですね。JILL 福島さんのお力を借りて、モデルさん1人ひとりにきちんとその人やシュチュエーションに合ったライティングを組んで、メイクさんを付けたり、私も衣装のスタイリングとして参加して、まるで作品撮りをしているような環境を用意しています。個人的に開催して思ったことは、メイクをシッカリして、洋服を可愛く着てもらうだけで、“女の子のお話”が1つ出来上がるんですよ。私も数々の撮影現場を見てきて、ステキではない女の子はいない！と思ったんです。どんな子にも似合う服、似合うメイク、似合う光も絶対にあると思っていたので、最高の環境で女の子、そしてカメラマンさんに、キレイな姿をちゃんと撮ってほしかったんですよ。完全に私のワガママですね（笑）。
──いやあ、素晴らしい考えですよ。実際に参加されたモデルさん、カメラマンの方々の反応はいかがでした？JILL まだ開催したばかりなのでまちまちなのですが、モデルさん、カメラマンさんから、「なんかすごい撮影会だね」という反応をいただいています。こうした、参加したみんなにとって、作品作りや写真を楽しむきっかけになるような撮影会が一つぐらいあってもいいかなと、私は思っています。
──「写真」という存在が、JILLさんにとって大きな存在なんだ、とあらためて感じました。JILL 本当にそうですね。始めは撮られることが楽しかったんですね。それが徐々にプロの現場で活躍されている方々と深くかかわるようになってから、撮影現場全体の空気感が好きなんだということに気付くようになったんです。少し前までは湯澤さんと二人で作品を作ってきて、「撮影以外、全部自分で出来ている自分がスゴイ！」という、自己満足が楽しいと思っていたんです。それがこの近年ではモデルさん、カメラマンさん、メイクさん、スタイリストさん……と数多くの方と自分が思い描く世界を共有できて、その世界を写真という形を通じて作っていけることの楽しさ、そしてその現場を体験出来ることのありがたさに段々と気づいていったんですよね。この先、色々とやりたいことはたくさんありますが、一番の夢は、ずっと何かしらの形で写真の現場に携わり続けることなんですよね。
【前編はこちら】"綺麗なお姉さん系コスプレイヤー" JILL、「常に自転車操業」な謎に包まれた同人写真集制作の裏側▽JILL
Twitterのフォロワー数が18万人を超える人気コスプレイヤー・JILL。コスプレ活動だけでなく、衣装制作や撮影会プロデュースなど多彩な才能で活躍。昨年6月には1st写真集『Baby’FlashBack』（インテルフィン）を発売し、活躍の幅を広げている。
2021年9月11日（土）から26日（日）まで初の個展となる「JILL×湯澤祐紀 写真展BABY’Flashback」をAtelier Y恵比寿にて開催。詳細はTwitter等にて。
Twitter：@JILL_mw
Instagram：jill_g.e
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