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UPDATE|2021/08/08

腕立て腹筋は1日120回、SNSで話題の美女・上田操のストイックすぎる半生

上田操 撮影/松山勇樹



──体力はなかったけど、根性は人一倍あったということでしょうね。

上田 継続するということは大切にしていました。その「1日120回」ルールは、中1から10年くらい続けていました。自分に負けるのが嫌だったんです。自分で決めた「1日120回」が守れないようだったら、私は終わると思っていたことが原動力になっていたんだと思います。

──根本的に負けず嫌いな性格なんですか?

上田 そうかもしれない。どういうわけか、昔から自分に試練を与える癖があるみたいで。私は公文を習っていたんですけど、あれってやっていると同じ問題が結構出てくるんですよ。

──公文式って一種の反復練習ですからね。

上田 そうすると、簡単に問題が解けるようになってくるじゃないですか。問題に慣れてくると、「このページが終わるまで息を吸っちゃいけない」とか勝手に自分でルールを作って、ゼーゼー苦しみながら進めていました。自分を追い詰めないとダメになるような気がしていて。自分を甘やかしたら、どんどんバカになっていくんじゃないかという恐怖心がありました。

──異常ですよ、そのストイックさは(笑)。

上田 自分が決めたことだったので。「息を止めろ!」とか「腹筋しろ!」って誰かに押しつけられたルールじゃなくて。大げさかもしれませんが、その自分が決めたことすらも守れないんだとしたらもはや生きている意味がないというか……。

──そんな悲壮な覚悟でダイエットしていたとは!

上田 自分が決めたことを1回でもやらなかったら、それは自分で自分を裏切るということ。1回裏切る人というのは、結局、永遠に裏切り続ける気がするんです。自分で決めたこのハードルすらも超えられなかったら、次のハードルもおそらく超えられない。それが怖い。自分が決めたことをできないのは「死」。息を止めて公文の問題が解けないのも死。1日120回をクリアできないのも死。

──もはや武士道じゃないですか。でも、確かにダイエットに失敗する人は、上田さんのような不退転の覚悟を持っていないということかもしれないですね。

上田 私も根本的には自分にかなり甘い人間です。だからこそ、意識的に追い詰めないとダメになる気がするんです。インフルエンザにかかって高熱が出ようとも、腹筋と腕立てだけはやらないと安心して眠ることができない。体調が悪くて学校を休んでいるのに、家では筋トレをやっているんだから、他の人から見たら「なんなの?」って話ですよね(笑)。

CREDIT

取材・文/小野田衛 撮影/松山勇樹


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