――伊藤さんにとっては、高校時代の「空いている教室」がワゴン車だったのかもしれません。伊藤 そうかもしれません。そうか、同じことをやろうとしていたんだな、高校時代の私は。
金子 僕もひとつに絞るのは難しいですが、ラストカットの伊藤さんの表情は素敵だなと思います。あの表情は伊藤さんにしか出せないものです。この作品に余韻を作っていますよね。
――そのラストシーンですが、ネタバレしないように魅力を説明すると?伊藤 カッコいい場面を最後に残したという感じです。映画への熱量、凛太郎への熱量が覚醒する瞬間です。少年漫画的といいますか、ハダシの少年的な面が出ています。
――最後に一言お願いします。金子 こんな時期だからこそ、この映画を観て発散してほしいなと思います。
伊藤 好きなものに熱中する尊さを、ぜひ劇場でご覧になっていただけたらと思います!
▽映画『サマーフィルムにのって』
8月6日(金)より新宿武蔵野館、渋谷ホワイトシネクイント他全国ロードショー
▽伊藤万理華
スタイリスト:神田百実
ヘアメイク:高橋稚奈
balloon top KISHIDAMIKI/キシダミキ: 30,800 円(税込)
他スタイリスト私物
▽金子大地
スタイリスト: 千野潤也
ヘアメイク:Taro Yoshida(W)
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