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UPDATE|2021/08/01

グラビア一筋18年・吉田早希が語る、私が続けられた理由「グラビアを好きな気持ちには今後もこだわりたい」

吉田早希 撮影/佐賀章広

日本のトップコスプレイヤー・えなこほか、伊織もえ、篠崎こころら所属する事務所として注目度を集めるPPエンタープライズ。そんな話題の事務所に所属し、活動歴18年を超えるのがグラビアアイドルの吉田早希だ。コスプレイヤーが多く所属する中、ブレずにグラビアアイドルとして活躍する彼女のこれまでの軌跡を聞いた(3回連載の3回目)。

【写真】キャリア18年も輝きを増し続ける吉田早希 撮りおろしカット【12点】

──吉田さんがグラビアデビューした後、グループアイドルがグラビア界を席巻し、グラビアアイドル冬の時代とも言われました。そんな栄枯盛衰のグラビア界をサバイブしてきたわけですが、生き残っていく上で意識していることはありますか。

吉田 2つあって、まずは腐らないこと。(前の所属事務所の)G.P.Rに移籍したばかりの頃は、もっちー(倉持由香)も私も不遇だったので、お互いに「やれる! できる! 大丈夫!」って呪文のように声を掛け合っていました。腐ると、そのまま奈落の底に落ちていくだけですからね。

──自分を鼓舞していたんですね。

吉田 もう1つは偉い人や有名人のいる飲み会に行かないことです。そこで新たな何かが生まれる可能性もありますけど、私は「偉い人と仲良くなったから自分は大丈夫」みたいな気持ちになりたくなくて。もちろん、仲良くなるのはその方に魅力があるからだし、素敵なことだと思います。でもそこでハングリーさを失ってしまうんですよね。あと、そういう場に出入りしていた子たちが自分の仕事に誇りを持てなくなって辞めていくって話を聞いたりしていて。

──どういうことですか?

吉田 たとえば「知り合った〇〇さんは話題の映画で主演をやっているのに、私は撮影会か……」ってやる気がなくなって、頑張れずに辞めていく女の子もいたみたいなんです。でもお仕事って一歩一歩、堅実にやっていかないとダメじゃないですか。だから、自分を客観的に見つめられるように、そういう類の飲み会には行かないと大学生の頃から一貫していますね。もっちーとも「行かないように!」と声を掛け合って(笑)。

CREDIT

取材・文/猪口貴裕 撮影/佐賀章広


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