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UPDATE|2021/05/31

所属事務所に就職、SKE48卒業の竹内彩姫が語る将来「アイドルを経験したからこそできることがある」

(C)Zest, Inc.

5月末でSKE48を卒業することを発表した竹内彩姫。卒業後は「一般の女の子になりたい」という彼女が選んだ就職先は、SKE48の所属事務所であるゼストだった。「会社のために何かしたいと思えるのはここしかない」「アイドルを経験したからこそできることがある」そう語る彼女にアイドル半生を振り返ってもらいつつ、6月から始まる社会人生活についても語ってもらった。(前・中・後編の中編)

【写真】卒業後は所属事務所に就職、竹内彩姫、卒業公演の模様【7点】

【前編】竹内彩姫が振り返る「アイドル人生がガラッと変わった瞬間」はこちらから

――話を変えて同期の存在についてもお聞きしたいなと。竹内さんは6期生。初めは20人ぐらいいましたが、どんな人たちでしたか?

竹内 一番年下だったので、みんながすごく大人に見えて、怖かったです。ダンスだけは自信があって、レッスンでは一番前の列で踊っていたんですけど、そんな時は周りの目を気にしていました。

――6期生としての思い出は?

竹内 やっぱり初めてのZepp Nagoya(2019年9月11日「SKE48 6期生Zepp Nagoya単独ライブ~今までと、これから~Supported by ゼロポジ」)です。夢みたいに楽しくて。あっという間の時間でした。

――あの日は8人のステージでした。

竹内 将来を決めて卒業するメンバーがほとんどだったので、応援しようと思える卒業ばかりでした。事前に「実は……」って報告を受けても、引き留めることもありませんでした。

――ご自身が卒業する時はどうでしたか?

竹内 同期には誰にも話しませんでした。

――どうしてですか?

竹内 驚かせたかったというのもあります。一番大きかったのは、6期生が集まると、決まって「(6期生の)10周年まではこの7人でいようね!」という話になっていたんです。私はそれ以前から卒業を決めていたので、その雰囲気を壊したくなくて。同期が私の卒業を知ったのは、ファンの方と同じタイミングでした。誰も察してはいませんでした。発表後はみんな泣いてくれていました。

――なぜ卒業を考えるようになったんですか?

竹内 卒業を考えたのは19歳でした。20歳になったら卒業しようって。そう思えたのは、アイドルをやり切った自分がいたからです。それまでの8年半、人生をSKE48に捧げてきたので、ここからは自分の人生を楽しみたいなと思って。最後は振り袖姿をファンの方に見てもらってから卒業しようと思っていたら、コロナ禍の世界になってしまったんです。私は無観客で卒業することだけは嫌でした。状況が変わるのを待っていたら、この時期の卒業になった――という感じです。
AUTHOR

犬飼 華


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