FOLLOW US

UPDATE|2021/04/28

ラストアイドル・西村歩乃果「ヘアメイクだった少女がアイドルのセンターに立つまで」

ラストアイドル 西村歩乃果 撮影/coto



――当時、反抗はしなかったんですか?

西村 初めての大きい反抗は、中学受験ですね。お姉ちゃんが中高一貫の女子校に通っていて、「あなたも行きなさい」と。でも私は女子校には行きたくなかったんです。虫が大好きだったり、ドッジボールとか体を動かすのが好きな男の子みたいな子だったんで、女子校は考えられなくて。なので小3から塾に行っていたんですが、勉強をせず廊下でドッジボールをしていました(笑)。結局受験に失敗して、希望通り公立に行けることになったんです。塾で勉強していないことを親は知らなかったと思いますね。大学受験のときも、親には「MARCH(難関私大郡)に行け」って言われていたんですが、「行きたくないな」と思って。志願書を出すのに必要な書類を学校にお願いせず、締め切りの日に「ないから受けれない」って親に言いました(笑)。

――ご両親からしたらとんでもない不良少女ですね(笑)。ただ、そこから美容師・ヘアメイクの道を選んだのは、どうしてですか?

西村 高校の文化祭のとき、友達にヘアアレンジをしてあげたら、とても喜んでもらえて。人を喜ばせて「ありがとう」って言ってもらえる仕事をしたいと思ったんです。あと当時、美容室に行くのが好きで、神奈川から原宿まで通って、2万とか、高校生にしては大金をかけてカラーをしてもらったりしていたんです。そこで美容師さんがすごいキラキラして見えて、「美容師になりたい」と思いました。

――紆余曲折を経てアイドルになって、家族はいまどんな反応ですか?

西村 「ずっとアイドル続けて欲しい」って、喜んでくれています。実は今回センターに決まったとき、しばらく親に言っていなくて。親はテレビで知って泣いていました。あとで、お姉ちゃんが隠し撮りしていたその時の様子を見て、私ももらい泣きしました(笑)。

【前半はこちら】ラストアイドル 西村歩乃果「良いお兄ちゃん的な存在」霜降り明星・せいやとのMV共演を振り返る

▽ラストアイドル『君は何キャラット?』
発売日:4月28日(水)

RECOMMENDED おすすめの記事