――最後にお聞きします。2日間の卒コンでグループの顔とも言うべき存在が旅立っていきました。グループとして分岐点に立っていると思いますが、何か見えているものはありますか?斉藤 珠理奈さんが12年間も絶対的エースでしたが、そのエースが卒業してしまう。過去には一度もなかった事件とも言えますよね。珠理奈さんがいなくても、SKE48は続いているんだと、残されたメンバーは証明し続けないといけません。ただ、別の角度から考えれば、これからは何にだってなれるとも言えます。「絶対」がないのなら、自分たちが違うものを作っていけばいいんです。今はスタッフさんたちが本気になっているのを感じます。それはそうですよね。特に去年はライブも公演も握手会もできなかった時期があったんですから。必死にならないはずがない。それはメンバーも同じです。
かといって、焦っているわけでもなくて。不思議なことに不安は感じていないんです。スタッフさんたちが新しい舞台を用意してくれると信じて、私たちは真面目に活動していくだけです。現役も卒業生もファンを悲しませることはしない。アイドルである以上、そこは肝に銘じないといけませんね。
――グループの変化に敏感でありたいと思いながら見守りたいです。斉藤 これからは何が起きても驚かないと思います。2人が卒業したという事実をスタッフさんにはうまく利用してほしいです。今までできなかったことができるじゃないですか。シングルの立ち位置でそれを表現してもいいし、ライブで新しさを見せてもいいですよね。今回のコンサートで感じたのは、みんなが参加する何かがあると、グループとしてのモチベーションが上がるということです。だから、今が一番みんなの気持ちが上がっています。やっぱりライブしてこそSKE48だなって思いました。
――次のライブのオープニングは、斉藤さんがオレンジ色のバスを運転しながら登場するんですよね? メンバーが乗ってるバスを。斉藤 それ、いいじゃないですか! じゃあ、大型の免許取りますか(笑)。
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