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UPDATE|2021/03/28

『ももあん』で話題の女優・奥仲麻琴が振り返るアイドル時代「いまだってPASSPO☆に感謝している」

奥仲麻琴 撮影/松山勇樹

大人の男女4人のちょっとエッチで甘酸っぱい恋物語を描いた奥仲麻琴と岐洲匠のW主演による連続ドラマ『ももいろ あんずいろ さくらいろ』(ABC テレビ放送)。今作は、第1話の見逃し配信の再生数が同局のコンテンツで過去最高の数字をマークするなど大きな話題を集めた。今回、主演の奥仲が如何にして女優の道へと進んだのか、アイドル・PASSPO☆時代から『仮面ライダーウィザード』(テレビ朝日系)まで自身の過去を振り返ってくれた。
(前後編の後編)

【写真8点】『ももいろ あんずいろ さくらいろ』で主演を務めた奥仲麻琴、撮り下ろしカット

──『ももいろ あんずいろ さくらいろ』が始まるとき、SNSでは「元PASSPO☆のまこっちゃんが……」、「『仮面ライダーウィザード』のコヨミが……」と書かれていることが多かったです。そういった"肩書き"はない方がいい、と思ったことはないですか?

奥仲 私はまったく気にしていないんです。PASSPO☆のときから、仮面ライダーのときから知ってくださっていた方からの「大人になったんだね」という声を聞いて、年齢を重ねていって違う一面を見せることができる環境がありがたいなと思いました。

──代表作があることが素晴らしいですからね。そこに『ももあん』が加わると。

奥仲 そうなるといいですよね(笑)。

──奥仲さんはスカウトされて芸能界入り。そもそも芸能界に興味はあったんですか?

奥仲 私、本当に勉強がすごく嫌いで。好きなことを探したいと思っていたんですけど、中学3年生でスカウトされて、趣味も特技もなかった私が夢中になれることを見つけたんです。

──奥仲さんが所属していたアイドルグループ・PASSPO☆はすごい勢いでメジャーデビューして、1stシングル『少女飛行』はオリコン1位にランクインしました。

奥仲 PASSPO☆がメジャーデビューするとき、契約書にサインすることを一度拒んだんです(笑)。「ここに足を踏み入れたら何十年もやらなきゃいけないんだ」と恐ろしくなって。いま振り返ると面倒くさい人間だったんだなと思います。

──活動していくなかで、女優への道が見えてきたわけですよね。

奥仲 高校を卒業したタイミングで、「このままじゃいけない」という気持ちになったんです。年齢を重ねていくとアイドルをずっと続けていけないだろうから、「逃げ腰になるんじゃなくて、自分から新しいことを始めなきゃ」と、マネージャーさんに「お芝居をやりたい」と伝えたんです。その最初にいただいたオーディションが『仮面ライダーウィザード』だったんです。

──将来を見据えていたんですね。

奥仲 いま思うと、焦りですよね。


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