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UPDATE|2021/03/25

「THE W」優勝・吉住がネタ作りを語る「“誰も傷つけない笑い”やりづらいと思うことも…」

吉住 撮影/武田敏将

3月8日に開催された『R-1グランプリ2021』の決勝に進出し、2020年12月14日に放送された、『女芸人No.1決定戦 THE W』(日本テレビ)では、見事4代目女王に輝き、一躍時の人となった、吉住。ぼる塾やゆりやんレトリィバァなどの人気芸人を破り、“一番面白い女性芸人”の称号を得た今、ネタ作りのこだわりについて語ってもらった。(前後編の後編)

【前編はこちら】「THE W」優勝・吉住が明かす芸人への道、コント師を夢見るも進学校で親が大反対

【写真】ピン芸人としてブレイク中の吉住

──芸人になりたての頃は女性芸人と一緒にコンビを組んでいたそうですが、コンビ時代から、ネタは吉住さんが担当してきたんですか?

吉住 はい、そうです。

──ネタ作りのスタイルは?

吉住 基本的には、なんとなく気になる単語をブワーッと書いているノートがあるんですけど、それを広げながら設定を考える感じですね。後は音楽を聴きながら考えたりもします。森山直太朗さんの曲を聞いていたら、こう、降ってきたというか、「すごくドラマチックなネタができるな」ってバババっと書き上げた「たっちゃん」(※人型に切り抜いた段ボールを彼氏だと言い張る娘と家族の話)っていうネタもあったり。

──理詰めではなくてそういう「憑依型」のタイプなんですね。

吉住 6年やってきて、今のところ2回くらいしかないですけどね(笑)。ただ、中島みゆきさんも好きなんですけど、聞きながら書いていると全部暗いネタになっちゃって(笑)。さすがにちょっとやばいな、と。やっぱりテレビって、ちょっとポップさがないと出られないんで。中島みゆきさんはポイントポイントで聞きつつ、今はなるべく明るめの曲を聞きながら作っています(笑)。


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